製菓専門学校の入試の方法によって入学後に違いはある?
製菓専門学校では、入試の方法がいくつかに分かれていることがあります。一般的に、AO入試、指定校推薦入試、一般入試の3種類の入試方法を設けている学校が多いようです。
AO入試は、主に社会人を対象とした入試です。既に社会人として活躍している人が、改めて製菓の技術を学び直したいと考えた場合などに、社会人としての経験を評価基準として入試を受けられるものです。
また、指定校推薦入試は、学校ごとに推薦される人数が決まっている入試で、高校での成績によって受けられるかどうかが決まるので、比較的合格率の高い入試方法となっています。一般入試は、主に現役高校生を対象とした試験ですが、高校卒業資格を持っている人なら誰でも受けられる入試方法です。
これらの入試方法は、単純に入試の実施方法が異なるだけで、製菓専門学校に入学後の違いはありません。全員が同じカリキュラムで学んでいきますので、一般入試だから受けられない授業がある、指定校推薦入試で入ったから優遇されている、というようなこともありません。
製菓専門学校にもAO入試は存在する?
製菓専門学校に入学するためには試験に合格をしなければなりませんが、近年は専門学校側では一般入試の他にも複数の方法で入学者を選抜しています。
例えば、いまでは一般の私立大学や専門学校でも導入しているところが多いAO入試は、製菓専門学校においても多くの学校が取り入れています。製菓専門学校では、オープンキャンパスでAO入試用のエントリーシートの受付を行っており、入学希望者は当日に専門学校でエントリーシートを提出すれば、入試の担当者と面談を行うことができます。
学校側はエントリーシートと面談の内容をもとに審査を行い、合格者に対しては認定書を発行します。あとは、願書の受付が始まったら、認定書とともに必要書類を提出し、書類選考を通過すれば合格となります。
認定書は入試の合格を示すものではありませんが、これを手にすることはAO入試の合格にかなり近づいたと考えることができます。この書類をなくしてしまうと、その後の入学願書の受付手続きに臨むことができないので、大切に保管しておきましょう。